SKETCH LIVEで効果的に配信する方法
この記事ではSKETCH LIVEでどのように配信すれば効果的なのかを説明します。私の体験を元にして書いています。
SKETCH LIVEとは
SKETCH LIVEはPixivが提供する創作系配信サービスです。ブラウザやアプリだけで配信できる手軽さが特徴です。初心者の方からプロのイラストレーターまで幅広い層に使用されています。
SKETCH LIVEの視聴者はどこから来るの?
最初期、初期、中期、現在とで視聴者の訪れ方が異なります。初期はサービス開始の真新しさや物珍しさからSKETCH LIVEそのものから、配信をはしごするようにして視聴者が訪れていました。
初期は主にPixiv(pixiv.net)から視聴者が来ていました。Pixivのウェブサイトを開いた際にフォローしている人のライブ配信の通知が来るようになったからです。また人気のライブ配信がサイトの見やすいところにあったため、人気の配信には人が集まりやすくなっていました。
中期の比較的早い段階に、モバイル版Pixivアプリからもライブ配信が見れるようになりました。これによりアプリから視聴者が訪れることも増えていきました。アプリでのライブ視聴が浸透するのは比較的ゆっくりだったと思います。
現在はpixiv Sketchアプリでの視聴が可能になったため、pixiv Sketchアプリから訪れる方も現れるようになってきました。現在はまだ浸透しきってはいない雰囲気です。また、Pixivのウェブサイトのデザインが変化して人気のライブ配信が表示されなくなったので、Pixivから訪れる視聴者は減ったように感じます。
他に、最初期〜現在に至るまで、Twitterなどで配信を宣伝することによって視聴者が訪れています。
SKETCH LIVEの視聴者数を増やすには
ごく最近までSKETCH LIVEの視聴者を増やすのはとても難しいことでした。視聴者が0人ということも少なくなかったのです。その理由は上記に記したように、視聴者が訪れる経路が主にpixiv.netにあったため、Pixivですでにある程度な絵描きでなければ視聴者は増えませんでした。
とはいえ最近のアップデートで、pixiv Sketchアプリから視聴できるようになりました。pixiv Sketchのフォロワーが見てくれることもしばしばあります。pixiv Sketchは比較的新しいサービスなのでフォローしてもらうハードルが低いので、pixiv Sketchでの繋がりを大きくしてSKETCH LIVEの視聴者数を増やすという手段を取れるようになりました。
配信の鉄則:面白さ・上手さよりも交流
これはSKETCH LIVEに限ったことではありませんが、ライブ配信は面白い配信をするよりも交流を図ることが効果的です。そして交流の基本は、自分があれこれ語るよりも相手のことを知ることが大切です。
交流というと難しく感じるかもしれませんが、やることは至ってシンプルです。
- ハートが来たら反応する。(例:ハートありがとう)
- コメントに返事する。(例:なるほどー)
- 視聴者に質問する。(例:どんなツールで描いてますか?)
反応して、質問して、褒める。見に来た視聴者が主役になれるような配信になると、また見たいと思ってくれるはずです。
ボイスはなくても全く問題ない
SKETCH LIVEでは音声入力が使用できます。つまり自分の声を視聴者に届けることができます。人気の配信者は上手に使いこなして、配信を盛り上げています。では、この機能は使用した方がいいのでしょうか。
あくまで私の場合ですが、ボイスを入れると視聴者数が3分の2くらいに減ります(涙)。理由としては推測できるのは、私のトークが上手くない、喋り方が気に入らない、話題の振り方が下手すぎるなどは当然あると思うのですが(涙)、もっと根本的な問題が他にあるようです。
これは視聴者さまからいただいたご意見なのですが、『イヤホンがなく音の出せる環境がない(あるいは今は音が出せない)』『ボイスだと内容が聞き取りにくいことがあるので、チャットの方がいい』といった声がありました。
またチャットはラグがほとんど発生しないのに対して、音声は数秒のラグが生じます。そのラグのせいで配信をしている側としては、少し視聴者さんとの距離を感じてしまうことがあります。
さらに、他の配信サービスで配信している絵描きたちが口を揃えて言っているように、お絵描き配信は無言ので喋りながらの配信は難易度が高いです。
このような理由から、「喋りたい!」というタイプでなければ無理にボイスは入れなくて良いように思います。複数人でわいわい描いているような場面ではボイスを入れてみても楽しいかもしれません。
SKETCH LIVEは主にCPUエンコード
少し専門的な話になってしまうのですが、SKETCH LIVEは主にCPUで処理されて配信しています。他の配信サービスでよく使われるOBSではグラフィックボード、つまりGPUで配信映像を処理することができます。
SKETCH LIVEでの配信はGPUを強化してもあまり効果がないということは覚えておいたほうが良いかもしれません。(とはいえ工夫次第ではGPUを生かす方法もないことはないです。高難易度ですが…)
海外の方たちも見に来る
配信にはたまに海外の方も見に来ることがあります。今まであった中では英語圏、中国語圏、韓国語圏、インドネシアなどの方が見てくださいました。他の国の言葉を覚えることは難しくても、簡単な挨拶を覚えて交流を図るのも良いかもしれません。
モチベーションのために配信する
作業イプ、尻叩き、サボり防止などいろいろな表現がありますが、作業の様子を共有することでモチベーションを維持することができます。例えば学校では勉強できるのに、家に帰るととたんに宿題が面倒になることがあります。ひとりで作業するよりも、見守られながら作業する方が捗る場合があるのです。
SKETCH LIVEでは4人まで同時に配信する機能が付いているので、仲の良い人や、時間帯の合う人と一緒に配信するのも良いかもしれません。
ちなみに私は…
このような記事を書きながら、私はよく配信で失敗しています。現在の配信もお世辞にも良い配信とは言えません。たぶん、これからも失敗するでしょう。そういう経験をして少しずつ成長していきたいです。
それでは、良い創作を。