pixivSketchをもっと楽しむ方法
pixivSketchを5年ほど使っているうちに、楽しくに使うためのノウハウが溜まってきました。この記事では、それらについて具体的に解説します。
pixivSketchって?
まずはpixivSketchを知らない方のために簡単に説明しますと、イラストを描いたり共有したりできるサービスです。
バージョンアップするごとにできることが多くなっていて、今ではお絵かきのための十分なツールがあったり、簡単に配信するための環境が整っていたりします。
お絵かきを楽しむための詰め合わせみたいに、使い方次第でお絵かきをもっと楽しめるようになります。
pixivとはどう違う?
どちらもpixivと冠してあるので、違いがわかりにくいかもしれません。
一番大事なポイントはpixivSketchはお絵かきができることです。pixivSketchはイラスト描くという過程も含めて設計されています。
お絵かきを楽しいものにするための手助けが豊富に揃っているので、特にお絵かきを始めたての方やSNSが初めてという方におすすめです。
pixivSketchのコミュニティ
pixivSketchを特別なものにしているのはそのコミュニティです。一言でいうと治安が良いです。
もちろん問題が全く生じないというわけではありませんが、絶妙なバランスできわめて穏やかなコミュニティが形成されています。
実際、コミュニティの良さついては開発者の方も驚いているようでした。
今が始めるのに良いタイミング
思い立ったが吉日という言葉の通り、いつでも門口は開かれていますが、今はとりわけpixivSketchを始めるのにちょうど良いタイミングだと言えます。
充分なツールが揃い、コミュニティも充実してきて、お絵かきを楽しむための環境が整ってきたからです。今後の楽しみも控えています。
これからどんどん楽しくなるぞ、と思わせる今だからこそ、少しでも興味のある方は今始めてみてはいかがでしょうか。
始めたら最初にすること
アカウントの登録が終わりましたら、ぜひ次のことを実践してください。
- アイコン画像を自分のイラストに設定する
- プロフィールを簡潔に書く
- 自己紹介用にイラストを3枚ほど投稿しておく
まずアイコンを自分の描いたイラストに設定しましょう。フリーアイコンでも構わないのですが、自分の絵を使うことで、親しみを感じてもらえますし、どんな絵を描く人なのか一目でわかってもらえるので大変効果的です。
次にプロフィールを書きましょう。プロフィールが書いてあると見る人も安心しますのでフォローしてもらいやすくなります。
最後にイラストを3枚ほど投稿しましょう。pixivSketchは、フォロワーの一覧を表示させたときなどに、直近のイラストを3枚が表示されるようになっています。
これらの簡単なステップを踏むだけで、他の方に認知してもらいやすくなるので、ぜひ最初に設定しておきましょう。
タイムラインを眺めてみよう
イラストをすぐに描き始めてももちろんOKですが、まだ慣れないという方はとりあえずタイムラインを眺めてみましょう。
pixivSketchはみんなの投稿した作品が見られるタイムラインが最初に表示されます。簡単なラフから丁寧に描いた大作まで、色々な作品は毎時毎分たくさん投稿されています。
見るだけでも楽しいので、時間があるときにでもタイムラインを眺めてみてはいかがでしょうか。
何を描くか迷ったら『お題』
pixivSketchの数ある機能の中でもダントツに便利な機能が『今日のお題』です。毎日異なるテーマが提示されるので、まずはお題にチャレンジすることをお勧めします。
お絵かきはアプリ上でも描いても良いですし、アナログで描いたものを撮影してもOKです。
迷ったらお題、とりあえずお題です。ぜひお題を積極的に活用してみましょう。そうするうちに、お絵描きをするの頻度が上がり、上達も早くなります。
人気作品になってみよう
pixivSketchのタイムラインは3つあります。一つ目がみんなの投稿が見られるパブリックタイムライン、二つ目がフォロータイムライン、三つ目が人気作品です。
人気作品といっても、それに入る敷居は高くないです。その条件はいいねが10件つくこと。始めたてのころはこれを目標にしてもいいかもしれません。
5つのリアクションを活用しよう
pixivSketchには他の絵描きさんとコミュニケーションを取るための5つのリアクションが用意されています。そんなに難しくないので、一つずつ見ていきましょう。
- いいね
言葉の通りグッドな気持ちを伝える簡単なリアクションです。人によってはこのボタンを押すことをためらってしまうかもしれませんが、これが第一歩になりますので、ぜひ気に入ったイラストにはいいねの気持ちを送りましょう。
- リプライ
イラストを送る機能です。初期の頃はコメント機能がなくて、やりとりはリプライのみで行われていました。慣れないうちは募集タグ(塗り絵など)に対してリプライを送るのが始めやすいかもしれません。
- リスナップ
フォロワーのフォロータイムラインに気に入ったイラストを共有する機能です。いいねをするだけじゃ足りない、もっとみんなに見て欲しいと思った時にポチッと押しましょう。
- フォロー
新着作品をフォロータイムラインで見られるようにする機能です。pixivSketchではお気に入りの絵描きさんを見つけても、どんどんイラストが流れていってしまうので、ビビッと来たらフォローしておきましょう。
- コメント
投稿作品にコメントを送る機能です。コメントに対して返信をすることもできます。感動を言葉で伝えたいときにぜひ活用してください。
pixivSketchは全体的な傾向として、美麗な大作を投稿するよりも、拡散されるよりも、こちら側からリアクションを送ったほうがいいねやフォローをしてもらいやすいように思います。
コミュニケーションは苦手という方は少なくないと思いますが、5つのリアクションの使い方はとても簡単なので、ぜひ積極的に活用していきましょう。
タグを使いこなしてみよう
pixivSketchは投稿作品にタグをつけることができます。これによって作品が探しやすくなるほか、創意工夫次第でお絵かきをもっと楽しくすることができます。
例えば『塗り絵』系のタグは、線画を素材として提供して色を塗ってもらうことを目的としたものです。これを使えば線画はうまく描けないけど色塗りは好き、という方も一緒に楽しむことができます。
『うちの子』系タグは、自分の考えたオリジナルキャラを他の人に描いてもらったり、互いに自分のキャラを紹介しあったりして楽しむためのものです。自分のキャラを誰かに描いてもらえるのはとても嬉しいです。
企画系のタグは、設定した世界観を元に、その世界を織りなすキャラクターたちをみんなで考えたり、イラストを通してストーリーを進めたりします。もし気になる企画を見かけたら、参加してみるのはいかがでしょうか。
公式企画に参加しよう
pixivSketchの公式アカウントから企画やコンテストが開催されることがあります。
コンテストと聞くと身構えてしまいそうですが、ちょっとしたお祭りのようなものだと考えると気が楽になるかもしれません。
参加方法は多くの場合、特定のイラストをタグをつけて投稿するだけという簡単なものなので、気負わず積極的に参加するのはいかがでしょうか。
Sketchアプリを使いこなそう
iPhoneやiPad、Androidをお持ちの方は、公式のSketchアプリを使用することができます。
アプリの良いところはたくさんありますが、一番おすすめしたい点はお絵かき機能です。
初めてでも混乱しない作りになっているので、初心者の方でも問題なく使い始めることができます。ペンツールが逸品なので特にアイデア出しの作業に重宝します。
他のツールでお絵かきしている方も、普段はアナログで描いている方も、一度は試してみることをおすすめします。
お絵かき仲間を見つけよう
投稿することに慣れてくると、フォロワーが増えたり、いいねをしてもらえることが増えたりします。
そうしていくと、いつもいいねをくれる方がいることに気付いたり、興味や趣味の似た絵描きさんがフォロワーさんにいることを発見したりするかもしれません。
もしかすると、その方とお絵かき仲間になるチャンスかもしれません。絵描き仲間がいると、お絵かきがもっと楽しくなります。チャンスが来たら、何かのリアクションを起こしてみるのはいかがでしょうか。
ライブ配信に参加してみよう
pixivSketchはライブ配信機能も提供しています。ブラウザやアプリから他の方の配信を見ることができます。また、対応していれば自分がライブ配信をすることもできます。
もしまだライブ配信を見たことがなければ、見てみましょう。フォローしている絵描きさんの配信を見るのもいいかもしれません。
配信を見ていて自分も配信してみたいと思ったら、環境が整っていれば参加してみると良いでしょう。
もしかすると、最初のうちは視聴者が少なくてがっかりするかもしれません。とはいえ、しばらくは視聴者さんを増やすことよりも、世界中の絵描きさんたちと同じ瞬間にイラストを描いているという体験に意識を向ける方が有意義です。
ライブ配信をするとコミュニケーションが加速します。配信を機に仲良くなったり、お互いをよく知ることができたりします。
【コラム】ライブの通知がちぐはぐだった時代
ライブ配信機能が登場した当初、pixivSketchユーザーにとっての体験は理想的ものではありませんでした。
アプリでは通知は受け取れるものの視聴はできませんでした。pixivアプリの方では視聴できましたが、Sketchで繋がっていた方にはなかなか配信に気付いてもらえませんでした。
pixivのトップページに人気のライブ配信が表示される仕様だったので、特にブラウザ版のpixivを使用している方が一番利用しやすかったのではないかと思います。
私はSketchをメインに活用していたので、この仕様に悩まされませいた。私がpixivに作品を定期的に投稿するようになったはこれが理由です。
現在はこれらの問題が解決されて、Sketchアプリからもライブ配信の視聴ができるようになり、またブラウザ版の優遇状態も緩和されました。
今ではどの環境でも快適に閲覧できています。
まとめ
この記事ではpixivSketchをさらに楽しむためのいろいろな方法について書きました。
pixivSketchはお絵描きが楽しくなる、お絵かきをもっとしたくなる場所です。それは機能とコミュニティが相まって、他にないお絵かきの場となっています。
ぜひpixivSketchを上手に活用して、さらに盛り上げていくのはいかがでしょうか。