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高校の地理歴史で学ぶこと

目標

社会についての理解を深め、国際社会で主体的に活動できるようになるために、地理や歴史の学習を通して以下の能力を育てます。

  1. 現代の世界と日本、世界の歴史について理解し、情報を集めて整理する技術を身につける。
  2. 地理や歴史に関連する出来事を多角的に考え、社会の問題を解決するためのアイデアを思いつき、それらを上手に説明し、議論する能力を養う。
  3. より良い社会を作るために、地理や歴史に関連する問題を自分で解決しようとする姿勢を持つ。また、日本人としての自覚、日本の国土や歴史への愛情、他国や他国の文化を尊重することの大切さを深く理解する。

地理総合

地理総合の目標

社会の出来事を地理的な観点から理解し、グローバルな社会で積極的に活動するための資質や能力を育てることです。

  1. 世界の文化の多様性や防災、地域や地球の問題を理解する。また、地図や地理情報システムなどを使って、地理に関連する情報を適切に調査し整理する技術を身につける。

  2. 地理に関連する出来事の意味や重要性、特徴や相互関係を、位置、分布、人間と自然環境の関係、空間的な相互作用などを考慮して多角的に考える。この考えをもとに地理的な問題を解決するためのアイデアを思いつき、それを効果的に説明し議論する能力を育てる。

  3. より良い社会を目指し、地理に関連する問題を自主的に調査し解決する態度を持つ。また、多角的な考察と深い理解を通じて、日本国民としての自覚、日本の国土への愛情、世界のさまざまな生活文化を尊重することの重要性を深く理解する。

  4. 地図や地理情報システムで捉える現代世界:

地図や地理情報システム(GIS)を使って、現代世界を理解する方法を学びます。これには以下のような知識や技能の習得が含まれます。

  • 様々な地図を読み解き、現代世界の地域構造、方位、時差、日本の位置や領域、国内外の関連性について理解する。
  • 日常で使われる地図を読み解き、地図やGISの役割や利用価値を理解する。
  • 地図やGISを使用して、現代世界の地理情報を収集、解析、整理する基本的な技能を習得する。

さらに、次のような思考力、判断力、表現力も身につけます。

  • 現代世界の地域構造について、位置や範囲に注目し、日本の位置や国内外の関係を世界的な視点から多角的に考察し、表現する。
  • 地図やGISについて、位置、範囲、縮尺に着目し、その目的、用途、内容、適切な使い方を多角的に考察し、表現する。
  1. 国際理解と国際協力:

生活文化の多様性と国際理解

  • 世界中の人々の異なる生活文化を学び、それらがどのように地理的環境に影響を受けたり、影響を与えたりしているかを理解します。
  • 世界の多様な文化を尊重し、国際理解を深めることの重要性を学びます。
  • これらの文化がどのように形成され、どう変化するかを多角的に考え、表現する力を身に付けます。

地球的課題と国際協力

  • 地球環境問題、資源・エネルギー問題、人口・食料問題、居住・都市問題など、世界中で共通する地球的課題を学びます。
  • これらの課題を解決するためには、持続可能な社会を目指す国々の取り組みや国際協力が必要であることを理解します。
  • 世界のさまざまな地域で見られるこれらの問題について、原因や解決策を多面的・多角的に考察し、表現する能力を養う。
  1. 持続可能な地域づくりと私たち:

自然環境と防災

  • 人間と自然環境の相互依存関係に着目し、自然災害に対する備えや対応の重要性を学びます。
  • 日本および世界各地での自然災害を例に取り、その地域の自然環境と自然災害への備えの関連性を理解します。
  • ハザードマップや地形図などの地理情報を使って、自然災害に関する情報を収集し、解析する技能を身につけます。
  • 地域ごとの特性を考慮した防災に関して、自然と社会的な条件の関連、地域の共通点や差異、持続可能な地域づくりについて多角的に考察し、表現する能力を養います。

生活圏の調査と地域の展望

  • 自分たちの生活圏を調査し、地理的な課題の解決に向けた取り組みや探究方法を理解します。
  • 生活圏内の地理的な課題について、地域内外との関連、地域の成り立ちや変化、持続可能な地域づくりに焦点を当てます。
  • これらの課題解決に必要な取り組みを多角的に考察し、構想し、表現する能力を身につけます。

内容の取り扱い

  • 全体的に、中学校の社会科とのつながりを考慮し、基本的な内容を中心に指導する。
  • 地図の読み方や作図、衛星画像や空中写真の解析などの地理的技能を体系的に教える。教科書「地図」を活用し、地理情報システムやネットワークの使用方法も工夫して教える。
  • 地図の読み方や作図などの実践的な学習を取り入れ、各項目を関連付けて理解を深める。地図を使って現象を説明したり、自分の意見を述べたりする活動も充実させる。
  • 学習内容は、政治的、経済的、生物的、地学的な事象も取り入れるが、空間的な傾向や地域の特色を理解するのに必要な範囲に留める。
  • 専門家や関連機関との連携を重視し、社会との関わりを意識した活動を行う。
  • 日本を含めた内容を扱い、日本との比較を通じて考察する。

具体的な内容の取り扱い

「地図や地理情報システムで捉える現代世界」

  • 現代世界を地理的視点から理解するために、様々な地図の解読や、球面上の世界の捉え方を学ぶ。
  • 日本の位置と領域について、世界的視野から理解し、領土問題にも触れる。
  • 国内外の物流や人の往来、世界の国家群、貿易、通信、観光などについて学ぶ。

「国際理解と国際協力」

  • 世界各地の人々の生活文化を理解し、地理的環境との関連性を学ぶ。
  • 地球的課題について、国際的な取り組みを参考にして理解する。

「持続可能な地域づくりと私たち」

  • 自然災害への対応を学び、地域調査を通じて地理的な課題の解決方法を理解する。

地理探究

TODO

歴史総合

この文章の平易な表現は以下のようになります:

歴史総合の目標

歴史的な視点から社会の出来事を理解し、問題を探求し解決する力を養うことを目指します。これにより、グローバル化する世界で積極的に参加し、平和で民主的な国家や社会の形成に貢献する市民としての資質や能力を育てます。

  • 近現代の歴史を学び、日本と世界の関わりを理解します。様々な資料から情報を集め、歴史を効果的に理解する能力を身に付けます。
  • 歴史の出来事の意味や特徴を、時代や出来事の流れ、比較、現在との関連などを考慮して、多角的に考察します。また、歴史に見られる問題を理解し、解決策を考える力や、考えたことを効果的に伝え、議論する力を養います。
  • より良い社会を目指して、自ら問題を探求し解決する姿勢を持つことを目指します。また、多角的な考察や深い理解を通じて、自国への愛情や、他国や他国の文化を尊重することの重要性についての自覚を深めます。
  1. 歴史の扉:

歴史と私たち

  • 様々な資料を使って問題を探求し解決する活動を通じて、次のことを学びます。
  • 私たちの日常生活や身近な地域で起こる出来事が、日本や周辺地域、世界の歴史とどのように関連しているかを理解します。
  • 歴史の中で起きた近代化、国際秩序の変化、大衆化、グローバル化などの変化を考慮し、これらの事象と歴史との関連を考察し表現する能力を身に付けます。

歴史の特質と資料

  • 日本や世界各地の人々の歴史的な活動の証である遺物、文書、図像などの資料を用いて、問題を探求し解決する活動を通じて、次のことを学びます。
  • 歴史がどのように資料に基づいて叙述されているかを理解します。
  • 複数の資料を比較し、それらの資料から得た情報の意味や重要性、特徴などを考察し表現する能力を身に付けます。
  1. 近代化と私たち:

近代化への問い

  • 交通、貿易、産業、人口、権利意識、政治参加、学校教育、労働、家族、移民などに関する資料を使って、次のスキルを学びます。
  • 資料から情報を読み取り、整理する技能を身に付けます。
  • 近代化が私たちの生活や社会にどのように影響を与えたかを考え、その問いを表現する能力を養います。

結び付く世界と日本の開国

  • 18世紀のアジアや日本の経済と社会、産業革命、交通・通信の革新、中国の開港、日本の開国に関する資料を用いて、次のことを学びます。
  • 18世紀のアジアの経済や社会、産業革命の影響を理解します。
  • これらのトピックに関して、アジア諸国と欧米諸国との関係を多角的に考察し、表現する能力を身に付けます。

国民国家と明治維新

  • 18世紀後半の欧米の市民革命、国民統合、日本の明治維新、大日本帝国憲法などに関する資料を用いて、次のことを学びます。
  • 立憲体制と国民国家の形成についての知識を深めます。
  • これらのトピックに関して、政治変革や国民国家の特徴、社会の変容を多角的に考察し、表現する能力を身に付けます。

近代化と現代的な諸課題

  • 自由、制限、平等、格差、開発、保全などの観点から、現代的な問題について学びます。
  • 近代化の歴史と現代の課題の関連を理解します。
  • これらの問題について、背景、原因、結果、影響などを考慮しながら、アジア諸国と他の国や地域の動向を比較し、多角的に考察し、表現する能力を養います。
  1. 国際秩序の変化や大衆化と私たち:

国際秩序の変化や大衆化への問い

  • このセクションでは、国際関係の強まり、アメリカ合衆国とソビエト連邦の台頭、植民地の独立、大衆の地位の変化、生活様式の変化などについて学びます。
  • これらのテーマに関する資料から情報を読み取り、整理する技能を身に付けます。
  • 国際秩序の変化や大衆化が私たちの生活や社会にどのように影響を与えたかを考え、その問いを表現する能力を養います。

第一次世界大戦と大衆社会

  • 第一次世界大戦、日本やアジアの経済成長、ソビエト連邦の成立、アメリカの台頭、ナショナリズムの動向、国際連盟の成立について学びます。
  • 大衆の政治参加、女性の地位向上、大正デモクラシー、大量消費社会、教育の普及、マスメディアの発達などを通じて、大衆社会の形成と社会運動の広がりを理解します。
  • これらのトピックに関して、第一次世界大戦の影響や日本の参戦の背景を比較し、多角的に考察し、表現する能力を身に付けます。

経済危機と第二次世界大戦

  • 世界恐慌、ファシズムの伸張、日本の対外政策などについて学び、国際協調体制の動揺を理解します。
  • 第二次世界大戦、国際連合、国際経済体制、冷戦の始まり、アジア諸国の動向、戦後改革、日本国憲法、平和条約などについて学び、第二次世界大戦後の国際秩序と日本の国際社会への復帰を理解します。
  • これらのトピックに関して、経済危機の背景や影響、第二次世界大戦の推移や影響を考察し、表現する能力を身に付けます。

国際秩序の変化や大衆化と現代的な諸課題

  • 自由、制限、平等、格差、開発、保全などの観点から、現代の問題について学びます。
  • 国際秩序の変化や大衆化が現代の課題の形成にどのように関わっているかを理解します。
  • これらの問題について、背景、原因、結果、影響などを考慮しながら、日本と他の国や地域の動向を比較し、多角的に考察し、表現する能力を身に付けます。
  1. グローバル化と私たち

グローバル化への問い

  • 冷戦、国際関係、人と資本の移動、高度情報通信、食料と人口、資源・エネルギーと地球環境、感染症、多様な人々の共存などについて学びます。
  • これらのテーマに関する資料から情報を読み取り、整理する技能を身に付けます。
  • グローバル化が私たちの生活や社会にどのように影響を与えたかを考え、その問いを表現する能力を養います。

冷戦と世界経済

  • 脱植民地化、アジア・アフリカ諸国、冷戦下の地域紛争、先進国の政治、軍備拡張、核兵器管理などについて学びます。
  • 西ヨーロッパや東南アジアの地域連携、計画経済、日本の高度経済成長などを通じて、世界経済の拡大と経済成長下の日本の社会を理解します。
  • これらのテーマに関して、地域紛争の背景や冷戦の影響を比較し、多角的に考察し、表現する能力を身に付けます。

世界秩序の変容と日本

  • 石油危機、アジアの経済発展、市場開放と経済の自由化、情報通信技術の発展などについて学びます。
  • 冷戦の終結、民主化の進展、地域統合の拡大、地域紛争などについて学び、冷戦終結後の国際政治の変容を理解します。
  • これらのトピックに関して、アジアの経済発展や経済の自由化の影響を考察し、表現する能力を身に付けます。

現代的な諸課題の形成と展望

  • 持続可能な社会の実現に向けて、現代の課題について学びます。
  • 歴史的な経緯を踏まえて、現代の課題を理解します。
  • これらの問題について、背景、原因、結果、影響などを考慮しながら、日本と他の国や地域の動向を比較し、多角的に考察し、表現する能力を身に付けます。

内容の取扱い

次の点に配慮する:

  • 中学校で学んだ内容とつながりながら、興味を持って近現代の歴史を学べるようにすること。歴史の大きな流れを理解し、それを考え、表現できるように重点を置くこと。ただ単に個々の出来事だけを理解するのではなく、全体のつながりを見るように注意すること。
  • 歴史の出来事を学ぶ際には、地理的な条件との関係も考えること。時間や空間における変化や広がりを踏まえ、比較や関連付けができるように指導すること。
  • 近現代の歴史と現在の問題との関係を考えるときは、政治、経済、社会、文化、宗教、生活など様々な観点から出来事を取り上げ、多角的に考えること。過去だけの視点や現在だけの視点で一面的な理解にとどまらないようにすること。
  • 年表、地図、その他の資料を積極的に使うこと。文化遺産や博物館、公文書館などを実際に調査し、具体的に学ぶようにすること。歴史資料の整理や保存の意味を理解させること。また、専門家や関連機関と連携し、社会とのつながりを意識すること。
  • 資料を選ぶ際には、興味や学校の状況に配慮すること。
  • 指導では、客観的で公正な資料に基づき、事実を正しく理解させること。また、多面的に考え、公正に判断する能力を育てること。核兵器などの脅威に注意を向け、戦争や紛争を防ぎ、平和な国際社会を実現することの重要性を教えること。
  1. 「歴史の扉」の部分では、中学校で学んだ社会科の内容をもとに、もっと深く歴史を学べるようにすること。また、歴史の出来事がどう解釈されるかの違いを具体的な事例を使って教えること。歴史を叙述する際には、資料の検証と論理的な思考が重要であることを理解させること。
  2. 「近代化と私たち」の部分では、日本の美術などが欧米に与えた影響、欧米諸国のアジアへの進出、アジアの経済と社会の変化について学ぶこと。また、琉球やアイヌの文化にも触れること。日本の政治的発言権の拡大や近代民主主義社会の基礎、日本の近代化政策、領土の画定なども扱うこと。
  3. 「国際秩序の変化や大衆化と私たち」では、社会主義思想の広がり、ソヴィエト連邦の成立、国際連盟の成立などについて学ぶこと。また、世論の影響力の高まり、民主主義的風潮の形成、世界恐慌の影響、第二次世界大戦の米ソ対立などについても学ぶこと。
  4. 「グローバル化と私たち」の部分では、アジア・アフリカ諸国の国際関係への対応、地域連携、冷戦との関係、日本の国内政治やアジア諸国との関係などについて学ぶこと。冷戦終結後の新しい課題や、地域紛争の要因の多様化、世界経済の安定化への取り組み、日本が国際社会で果たしてきた重要な役割についても学ぶこと。

日本史探究

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世界史探究

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