崩壊寸前…!個人サイトを救出せよ!!

崩壊寸前…!個人サイトを救出せよ!!

2020-10-23

崩壊寸前…!個人サイトを救出せよ!! #

絵描きの個人サイトを見かけなくなって久しい。個人サイト愛好家(?)としては寂しい限りだ。この話題を持ち出しただけでウェブ老人会と言われる始末。しかし、まだ個人サイトの需要も必要性もある。この記事ではそのことについて書こうと思っていた。

私自身の個人サイトが限界を迎える #

しかし熱弁をする以前に私が運営している個人サイトが管理の限界を迎えてしまった。たまに訪問しておられた方は最近更新がないことには気付いていたかもしれない。表には出ない内部は悲惨な状況になっていた。一体何が起こっていたのだろうか。

順を追って説明すると、まず私はWordPress(ワードプレス)というものを使ってウェブサイトを作っていた。それなりに勉強してようやく思い描いた動作をするテーマを作ったのだが、あまりにも重かった。そこで予めHTMLファイルを書き出すように作り直した。投稿管理だけWordPressでやって、表示は静的なファイルから高速で読み込めるようにしていたのだ。

WordPressは定期的にアップデートされる。そして、ついにその日がきてしまった。自作したシステムとアップデートが干渉してしまって、記事の投稿ができなくなってしまっていたのだ。何年かは手入れして運用していたが、もう限界だと感じた。そもそも一般的にWordPressをHTML製造機のように使うことはしない。

とても愛着のあったデザインとシステムではあったが、メンテナンスが大変すぎる。私は長年使ってきたWordPressテーマを手放す決意をした。

ついに個人サイトを卒業しない #

絵描きが個人サイトを持つ時代はとうの昔に過ぎ去った。もはや、そんな議論が昇ることすらない。簡単にサイトを構築するサービスはいくつも出たが、それ以上にSNSが強すぎた。もはや頑張って、個人サイトを持つ意味がない。

私の頭に『卒業』の二文字がよぎった、ということは全くない。個人サイトを手放す気は毛頭ないのだ。ただ、今までのシステムを修理するのは大変すぎる。新しくサイトを作るにしても、これまで作ってきたたくさんのコンテンツをどうやって移動させればいいのだろう。

最近のトレンドを取り入れるならば、HeadlessCMSと何らかのフレームワークを組み合わせて構築するのがおすすめになるだろう。しかし、それは私の個人サイトとは相性が悪いように思えた。

いまさら静的サイトジェネレーター #

静的サイトジェネレーターというものが流行ったのはいつ頃だっただろうか。jekyllとかがOctopressとかがあって、Golangで作られた高速なHugoが流行って、Node.jsで作られたHexoとかも現れた。

当時それらの新しいシステムに深い興味を抱いていたが、一つの重大な懸念点があった。それは私がよく参考にしていた方のサイトが、WordPressから静的サイトジェネレーターに切り替えてしばらくして更新が途絶える、という事例に何回か遭遇したことだ。

今になって振り返ると、静的サイトジェネレーターは手動でファイル管理しなけらばならず、更新のたびにビルドとアップロードをしなければいけない。この手間は非常に大きかったのではないだろうか。今Headless CMSが流行っているのも、その辺りに理由がありそうだ。簡素で高速に動作して欲しいが、面倒な管理はしたくない。

さて、私はそのような事情を踏まえた上で、新しいウェブサイトを構築するのに静的サイトジェネレーターであるHugoを選んだ。理由は簡単、一番早く移行できそうな気がしたからである。HexoとHugoで迷ったがHugoに決めたのも、システム面での優劣というよりは、ただ私の需要に見合ったテーマがあったためだ。

結局リニューアルしてしまった #

もうメンテナンスなんてしない。そう心に言い聞かせた。それでも、やはり避けて通ることはできなかった。ほとんどはテーマをそのまま利用したが、幾つかのページでカスタマイズを施した。やり始めると楽しくなるのはなんでだろう。

そしてついにリニューアルしたと言える程度までは作ることができた。まだ以前のものには劣るが、動作は快調であり、投稿もまた無事に行えるようになった。めでたし、めでたし。

それにしてもメディアファイルが多すぎるのは問題点の一つだ。今はリンクで代用しているが、すこぶる閲覧性が悪い。これを改善するにはまた幾つかの手入れが必要になるだろう。こうしてまた、理想を得るために泥沼に嵌まり込むのだ。

たぶん私は個人サイトが好きなのだ #

面倒だ、限界だといいながら、またリニューアルして運用を続けるのは、たぶん私は個人サイトが好きだからなのだろう。必要性とか需要とか以前の話だ。自分の好きなように作品を展示するサイトを作るのは楽しい。

もはや、SNS以前の人々がどうやってウェブサイトで繋がりあっていたのか、忘れてしまった。逆に言えば、別の場所で繋がることが日常になった今、個人サイトは繋がることについて、もう考えなくても良いのかもしれない。

今回は自分のサイトのことばかり書いてしまった。今は、以前に個人サイトに関する記事を書いたときと状況が変わっていて、おすすめのサービスも変化している。変化に順応していくのは容易ではない。

長々と書いてしまったが、よければ新しくなったウェブサイトを見てほしい。未公開だったイラストや音楽も掲載している。このサイトをどういう方向に発展させていくのはまだ未定だ。

それでは、良い創作を。